こんにちは。
梅雨でジメジメしてますね。
熊谷でもここ2日ほど寒い日が続きましたが、6月のこれだけの梅雨寒は約20年ぶりだそうです。
皆さん、体調管理に気をつけましょうね。
さて、今日はこどもの歯(乳歯)からおとなの歯(永久歯)への生え変わりのお話しです。
こどもの歯は生後6ヶ月頃から下の前歯が生え始め、2歳半くらいで奥歯まで生え20本になります。
子どもの歯の噛み合わせが完成するのは3歳ごろとなり、6歳くらいに大人の歯が生えてきます。
なので6歳くらいが子どもの歯から大人の歯への生え変わりのスタートです。
乳歯のさらに奥の6歳臼歯が生えるのもこの頃です。
しかし、中にはもっと早くから生え始める子、もっとゆっくり生え始める子がいます。
幼稚園、保育園や小学校で他の子は生えているのに自分の子はまだ生えていない…と心配になる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
歯の生える時期には個人差があります。
なのでゆっくりな子もいて当然なので心配は入りません。
しかし、歯が生えない理由がある子もいます。
例えば、上の前歯に多いのは過剰歯と呼ばれる歯が骨の中に眠っていて大人の歯が生えるのを阻害していること。
他には、元々大人の歯が先天欠如している場合などです。
これらは歯医者でのレントゲン検査でわかります。
もし心配があれば一度検査してみるのもいいでしょう。
あと、お母さん、お父さん達を悩ませることが多いのが歯が生えてくる位置です。
特に下の前歯が乳歯の後ろから生えてくることがあり、心配になる方が多いかと思います。
これは異常ではなくむしろ自然なことなんです。
すごく歯並びが悪い!!と心配になるかも知れません。
しかし、下の前歯の大人の歯はエスカレーター、上の前歯はエレベーターのような生え方をすると言われています。
要は、上の前歯は乳歯に垂直に大人の歯が生えてくるけれど、下の歯は階段のように一歩下がった位置から生えてくるのです。
そして後ろから生えたとしても舌の働きなどできちんと前に移動し、歯並びもよくなります。
しかし、これも歯並びが直らない場合もあります。
それは、なかなか乳歯が抜けずずっと場所を占領して永久歯の移動するスペースがないとき。
他には、顎が小さい、歯が大きくてスペースがないなどの理由で並びようがないときなどです。
その場合は、スペースを広げる歯科矯正や、計画的に抜歯を行い自然に歯並びをよくする方法などもあります。
揺れているがなかなか抜けない、大人の歯が生えてきたのに子どもの歯が抜けなくて心配などの場合は歯科で相談しましょう。
大人の歯は親知らずを除くと28本生えます。これは大体12歳くらいまで生える時期が続きます。
親知らずはみんなにあるわけではありませんが、18歳〜20歳くらいに生える方が多いです。
1本1本が大事な歯です。
ご自身や、お子さんの生え変わりをしっかりチェックして一生自分の歯で過ごせるようケアしていきましょう。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋