こんにちは。
もうすぐクリスマスですね。
この前、熊谷の星川でクリスマスのイベントがありましたよね。
車で通っただけなんですが、サンタさんの格好をした子供たちがたくさんいてすごく可愛かったです。
毎年やっているのかな?来年は参加したいです。
さて、今日のテーマは『定期検診』についてです。
定期的に検診することによって、歯周病、虫歯など様々な異変の有無や進行度合いを知ることができます。
前回の口腔がんの時のお話と同じですが、予防・早期発見・早期治療が何よりも大事です。
多くの病気は、初期の段階で自覚することは困難です。
『虫歯が染みて痛くなる』
『歯周病が進行して歯がぐらつく』
ここまできてしまうと歯を削る、神経をとって被せ物をする、歯肉を開いてめくって歯石をとるなどの手を加えることになるのです。
そして最悪の場合は、救うには手遅れで、抜歯ということも少なくありません。
抜歯をせずに残せたとしても、病気になる前の健康な歯や骨に戻ることにはなりません。
なので、予防が大事ですし、もし病気になってしまっても浅く小さく侵襲が小さい(手を加える量が少ない)段階で治療を済ませることが重要です。
さて、そのための定期検診ですが、どのくらいのペースで行くのがいいのでしょうか?
そして、歯医者で『3ヶ月できてください』と言われて、本当に行かないといけないのでしょうか?
行かなくても困らないけど…
お金がかかるから…
時間がかかるから…
その気持ち、わかります。
忙しい毎日で、3ヶ月なんてあっという間にきてしまいます。
特に困っていないのに、自分も大変なのに、さらに子供を連れて行くなんて大変ですよね。
歯医者への定期検診の間隔は、人それぞれです。
多くは3ヶ月や半年ではないでしょうか。
『いえいえ、私は1ヶ月と言われました!』という方もいらっしゃるかもしれません。
その人に必要な間隔を歯科医師が判断し決めているのです。
と言っても、なかなか『どうして3ヶ月なんですか?』と先生に聞けないかもしれません。
でもぜひ聞いてみてください。
きっと、先生の考えを教えてくださるはず。
実は、保険診療の中でも、歯周病の方のために重症化を予防するため、または進行した歯周病の治療後、安定的な状態を維持するために期間が決められています。
そして、お子さんにも、削らないといけないような虫歯に進行させないために、予防的にフッ素塗布を行うことも保険診療で定められています。
それらをもとに、その方のお口の中を確認し、生活習慣などを加味して、歯科医師が患者さんと相談して決めるのが定期検診なのです。
今はなにも困っていなくても、初期の段階では自分で気付くことができません。
お金や時間は、病気が進行してから治療した方が、多くかかってしまうことがほとんどです。
歯科医師はできるだけそうならないように、その方に必要な、健康を維持できるであろう期間の最長で定期検診日を決めているのです。
ご自身やご家族のために定期的な検診をぜひ行ってください。
当たり前に噛めること、これはとても幸せなことです。
ぜひ、一生自分の歯で噛み締める幸せを味わっていただきたいです。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋