こんにちは!
シルバーウィークは皆さんどのように過ごされましたか?
私は群馬県のみどり市にある小中大滝にドライブに行ってきました。
滝を見に行ったんですが、まさかの滝より吊り橋の方が印象強かったです。
体感で75度くらいの傾斜のある吊り橋で、階段になっていて結構長い!
人も少なくて穴場スポットだと思いました!
さて、今日はお子さんが歯をぶつけた、転んでしまって歯を打ってしまった時のお話しをしたいと思います。
小さな子供は歩き始めると本当に大人が想像しないような行動をとるときがあります。
そして、本当によく転びますよね。
そうやって少しずつ大きくなっていくのですが、その時できてしまった傷が後々影響することもあります。
歯医者にはそういった、いわゆる『外傷』のお子さんが多くいらっしゃいます。
保護者の方にはぜひ正しい方法を知っていただき、もしお子さまが歯をぶつけた時に思い出していただければと思います。
まず、一番に気をつけていただきたいことは、お子さんが頭などを打っていないかどうか。
頭を強く打ってしまったり、骨折などの恐れがあればすぐ医科を受診してください。
そのような症状はなく、歯をぶつけてしまった場合、もし、歯がぐらつく、歯が歯茎の中にのめり込んでしまった、割れてしまったなどあれば歯医者をなるべく早く受診しましょう。
外傷と一口に言っても色々な状態があります。
まず、子供の外傷で多いのは歯をぶつけて、歯の位置がズレたり、グラグラ動揺してしまうことです。
陥入、転位ともいいますが、押されて歯がそのままズレただけなのか、歯の頭が割れていなくても歯肉の中で折れていることもあります。
子供は打った時こそ大泣きしますが、割れていてもそれほど痛みを感じず普通にご飯が食べれてしまうことも多々あります。
そのような場合、位置を戻し動かないよう固定しておくのですが、これは早ければ早いほどいいと言われています。
時間が経ってからの処置だとなぜいけないのか。
それは、細胞が死んでしまうこと、緩んでいた骨が再び再生してしまうこと、そしてバイ菌が入ってしまい感染してしまうことによります。
なので、歯をぶつけてしまって何かおかしいなと思ったら、子供がケロッとしていても、歯科の受診をした方がいいでしょう。
また、ぶつけてしまった時に多いのが、歯が抜け落ちてしまうことです。
とても驚くと思いますが、まずは落ち着いて、落ちた歯を見つけてください。
そして、見つけたら根っこの部分を触らないようにして、すぐに歯医者を受診しましょう。
その時、土や汚れがついているようなら、さっと水で洗い落としてください。
ずっと洗い流したり、水につけてしまうと浸透圧の関係で、歯の根の周りにある歯根膜という組織の細胞が壊れてしまいます。
その歯根膜の細胞がどれだけ残っているかで、その後の治りを決めますので、触らずに持ってきていただきたいのです。
また、乾燥させるのもいけません。
一番いいのは、歯の保存液につけていただくことですが、ない場合は生理食塩水、それもない場合は牛乳につけてお持ちください。
歯の外傷は、乳歯の場合、永久歯に影響を及ぼすことがあります。
大体、外傷した50%くらいの歯に起こると言われています。
影響とは、大人の歯が生えてくる時、形や色が悪くなることです。
また生えてくる位置が悪くなることもあります。
そしてそれは低年齢であればあるほど影響が出やすいと言われています。
なのでもし、ぶつけてしまった経験がある場合は、母子手帳などに記録しておき、引っ越しなどしてかかりつけの歯医者が変わる際には一言、先生に伝えておくといいでしょう。
不明なことがあれば、いつでもご相談にいらしてくださいね。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋