こんにちは。
熊谷のさくら祭りは行かれましたか?
今年も綺麗に咲きましたね。
暖かくなり外に出たくなる季節になりました。
さて、今日はお子さまの歯科矯正治療についてお問い合わせも多いのでご案内です。
子どもの矯正治療は主に早い子で3〜4歳、大体小学校1、2年生くらいから始めることが多いです。
それは子どもの歯が抜け、大人の前歯が生え始めてくる頃です。
ただ、これは個人差がありますので最適な時期はその子によって変わります。
歯科医師の指示の元、スタートさせることになります。
この時期に大切なことは、『なぜ歯並びが悪いか』という原因を知ること。
なぜなら『口腔機能』の発達がうまくいかないから歯列不正が起こっているケースがとても多いからです。
みなさん、歯並びは遺伝で、どうしようもないものだと思っている方がとても多くいらっしゃいます。
確かに遺伝的要素もありますが、実は口腔機能、周囲の筋肉の状態がとても大きく歯並びに関係しています。
例えば、よく言われる『指しゃぶり』。
指しゃぶりをすると前歯が出っ歯(上顎前突)になったり、歯列が狭くなる狭窄歯列になり歯がガタガタ(叢生)に生えたり、上と下の前歯が噛まない(開咬)歯並びになることがあります。
これは、物理的に指を入れているからだけではなく、口輪筋や舌、頬筋などが正しく働かない状態になっているからです。
赤ちゃんの時期を過ぎても指しゃぶりを行っている場合は要注意です。
他にも、何もしていない時お口がポカンと開いている、口呼吸をしている、舌を出して話したり飲み込んだりしている、唇を噛む癖がある、頬杖をつくなど日々の悪習慣が歯並びに影響を与えます。
当院では、これらの口腔機能の問題にも積極的に介入し、正しい口腔機能の発達を促すことにより正常な歯列になるよう指導を行っています。
小児矯正では、これを医療介入の度合いによって分類し、介入の必要度によっても治療を分けています。
口腔機能の発達が少しの介入によって改善する場合は、保険治療の検査と訓練のみを。
口腔機能の発達不全が大きくあったり、中度から重度の口腔習癖がある場合は、矯正器具、装置を使い、積極的に訓練を行い、治療をしっかり行う治療を行っています。
装置としては、プレオルソ、拡大床、マイオブレース、そしてインビザラインファーストなどを使用しています。
その子にあったものをこちらからご提案し、介入度によって治療を分けて、みなさんの健やかな口腔機能と歯列の発達を促していければと考えています。
小児期から矯正をするメリットは、口腔機能を正常にすることによって、大人の歯に生え変わったときに矯正をせずにすんだり、少しですんだり、抜歯や手術を回避できる可能性が上昇したり、後戻りが起きにくくなるなどあります。
そして、高齢期になり誰もが口腔機能が低下していきますが、その時にしっかり子どもの時に口腔機能をあげておくと、少々低下しても摂食嚥下に困らない体ができているということもとても大きな利点です。
正常な噛み合わせも、見た目が美しくなるだけではなく、それぞれの歯への負担が適切になることにより歯の寿命が伸びたり、虫歯や歯周病になるリスク、口腔がんのリスクも減ると言われています。
お子さまの健やかな成長と、大人になっても続く健康のために、歯並び、口腔機能、癖、習慣で心配なことがありましたら、いつでもご相談にいらしてください。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋