こんにちは!
熊谷の花火大会、うちわ祭りご覧になりましたか?
コロナで中止や縮小していましたが、今年はやっと通常開催!
私も見にいきましたが、とても賑わっていて熊谷の夏が戻ってきたなと感じました。
さて、今日は子供の歯並び(歯科矯正)について。
お子さんの受診でとても多く聞かれるのが、歯並びについてです。
現代では、歯並びの治療をされる方が大人も子どもも増え、選択肢も広がっています。
そんな中、いつから治療するべきか、どんな治療がいいのか悩まれる方が多くいらっしゃると思います。
まず、歯並びの悩みで一番多いのは、ギチギチに生えて、きつくて並びきらないこと。
いわゆる『叢生』という状態です。
歯並びがガタガタできちんと噛まない歯が出てきてしまう状態です。
前歯がジグザグだったり、八重歯になったり…
見て目にも美しくないですし、噛み合わせが悪いので、大人になって負担が大きい歯が早く寿命を迎えてしまうこともあります。
虫歯や歯周病のリスクも高くなります。
では、どんな治療をするのでしょうか。
まず、歯がまっすぐ並ばない原因はスペースがないから。
顎が小さくスペースがない、歯が大きく並び切らない、またそれら両方あることがあります。
子どものうち、特に小学生低学年からできる矯正治療として『拡大』があります。
何を拡大するかというと、歯列のアーチを拡大し整えます。
大体、小学2年生くらい(生え変わりが早いと小学1年生くらい)がスタートの目安となります。
この治療の良いところは、成長の過程で治療ができ、生えてくる大人の歯を無理なくきれいに並べることができることです。
これだけで他の矯正治療が必要にならない子もいますし、後にワイヤーやマウスピースで矯正する場合でも移動量が少なくて済むことが多いです。
また利点でもあり、欠点でもあるのですが、拡大治療は『拡大床』と言われる着脱式の装置を入れます。(一期治療)
これはマウスピース矯正と同じで、入れていないと効果が発揮されません。
言えば、入れたくない時は外すことができ、学校で入れたくなければお家にいる時だけ入れていれば良いので楽でもあります。
歯磨きや食べる時は外すので、矯正器具が歯についていて食べ物が詰まるだとか、歯磨きしにくいということもありません。
しかし、入れなければ治療は進まないので、入れてくれない子だとせっかくの治療が進まず、結果が出ません。
なので、本人のやる気がないとなかなか治療ができないということもあります。
では、もっと生え変わりが進んだ子、大きい子はどうするかというと、その子の歯並びにもちろんよりますが、必要であれば拡大、そうでなければ大人と同じ矯正治療になります。
そのため場合によっては、生え変わりを待ち、生え変わったタイミングで矯正治療を開始します。(二期治療)
その子によって、歯の大きさ、歯の本数、顎骨の発達も違うので、拡大床だけで終わる子もいれば、大人の歯に生え変わった後、さらに矯正治療が必要な場合もあります。
拡大床は、着脱式で安価なので矯正治療としてもハードルが低く、選択される方も増えている印象があります。
子どもの歯(乳歯)の時点で隙間がない、大人の歯(永久歯)が生えてきたけどガタガタしている、将来きれいな歯並びを手に入れたいと思っている方は、ぜひご相談にいらっしゃってください。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋