こんにちは。
熊谷もだんだんと暖かくなってきましたね。
花粉も飛んでいて、花粉症の方は大変な季節だと思います。
でも日も長くなり、過ごしやすくなりました。
ただ寒暖差もありますので体調を崩さないように気をつけましょう。
今日は、1歳半、3歳の時にある歯科検診についてお話します。
熊谷市では、1歳6ヶ月と、3歳の子供の歯科検診をクリニックで行っています。
今まで集団検診をされていた親御さんからしたら『いちいち歯科医院に連れて行くのは大変だわ』と思われるかもしれません。
ただ、クリニックで検診する利点もあるのです。
まず、歯科医院に行くというハードルが下がること!
歯科医院は何かないと行かないという方はいらっしゃいませんか?
歯が痛い、歯茎が腫れた、詰め物や被せ物が取れた、歯が揺れる…など困ったことがあるから歯科医院にかかるという方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、現在では治療より予防。
病気を治すことより、病気にならないことに力を入れる時代です。
そのためにクリニックに通う、そんな習慣ができると素晴らしいですよね。
ただ、初めてのクリニックはハードルが高いな。子供を連れて行くのは大変だし、子供が泣くかもしれない。そんなことを考えるのは当然だと思います。
そのためにも、1歳6ヶ月児、3歳児健診の機会を利用して欲しいのです。
どんな所だろう、子供との相性はどうだろう、日頃の悩みを聞いてもらえるかな?を試す良い機会です。
そしてそこでかかりつけ医を見つけて欲しいのです。
どこに歯医者さんがあって、どんな先生がいるか。
何かあった時にすぐに行くことができるようにすることはとても大切なことです。
活発な子供たちは、全力で遊んでいて歯をぶつけてしまうことが多々あります。
口から血が出た、歯が折れた、歯が抜けた、歯が揺れた、歯がめり込んでしまった!急に起きた一大事に動転してしまうこともあるかもしれません。
そんな時に、どこの歯医者に行こう?と悩んでいる暇はありません。
すぐ行けて頼れる歯医者さんを見つけておくのはとても大事なことです。
そして、もう一つの利点は、歯科医院の設備でしっかりと健診が行えることです。
横になり、明るい光のもと、先生が拡大鏡をかけて、しっかりと健診ができます。
お子さんが横になりお口を開けていれば、お母さんやお父さんにも口の中を観察してもらうことができます。
また、熊谷市での3歳児健診では歯科検診の際にフッ素塗布を行うことができるようになりました。
歯科医院のフッ素塗布は、歯磨き粉に含まれるものより濃度が高く効果が高いものになります。
小さいお子さんのお世話は本当に大変です。
特に毎日の歯磨きは食後や就寝前の忙しい時間帯にやらなければいけないもので、それを嫌がられたら、もうやりたくないなと大人でも思ってしまうと思います。
しかし、この時期の口腔内環境は、一生の口腔内環境を決めます。
人間の一生分の虫歯の数は3歳までに決まるとも言われているのです。
歯は一生ものです。食べるのにも、話すのにも必要なもの。
ぜひ、健診の機会を最大限に使ってください。
指しゃぶりなどの癖も長くしていると歯並び、顎の成長に影響します。
歯医者で診てもらうことでそれが発見できたり、改善できることも多くあります。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は毎日があっという間でとても大変だと思います。
だからこそ、ぜひ歯医者さんを利用していただいて、お子さんのお口の健康を一緒に守っていきたいと思っています。
ちょっとした疑問や相談ができるチャンスだと思って、ぜひ健診に臨んでいただきたいと思います。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋