こんにちは!
緊急事態宣言が延長されて、まだまだ制限のある生活が続きそうですね。
埼玉でも変異ウイルスが確認されて不安な日々です。
ワクチンもこれから接種が始りますが、熊谷でもスムーズに行き渡るといいですね。
さて、今日はお子さんの歯ぎしりについてお話しします。
夜、家族で寝ていたら隣からギリギリ…ギリギリ…
どこから音がするのかと思ったらまさかの子供の歯ぎしりでした!というお話し、よく伺います。
大人がするイメージの歯ぎしりですが、子供でも起こります。
今日はそんな『子供の歯ぎしり』についてお話しします。
さて、この子供の歯ぎしり、治療は必要なのでしょうか?
実はこれ生理現象なんです。
子供の歯が生え始めるのは大体6ヶ月ごろから。
そして大人の歯が生え終わるのが中学生くらいです(親知らずを除く)。
ギリギリ削れるような音がすると心配になりますが、この期間の歯ぎしりはそんなに心配はいりません。
大人の歯ぎしりは、顎関節症や歯根膜炎(歯が痛いやしみるなどの症状)などにつながりがあるとも言われます。
しかし、お子さんの歯ぎしりは、顎の位置、生えてくる歯の位置決め、歯の接触面積を増やして噛みやすくするために行っているものが多いのです。
なので、その後は自然とやらなくなります。
6ヶ月〜中学生くらいまでの歯ぎしりは、症状が強く出ていたり、歯のすり減りが極端に起きる場合以外は、そのまま見守りましょう。
もし、痛みがあって食事が難しいや、歯が平坦になる程削れてしまっている場合は、夜つけるマウスピース(ナイトガード)の装着が必要なこともあります。
しかし、成長中のお子さんにナイトガードをつけると、かみ合わせや顎の成長の妨げになるため、使用する場合は歯科医師による管理が必要になります。
歯ぎしりが心配な場合は、歯医者へ相談してみましょう。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋