こんにちは!
先日、栃木県に佐野ラーメンを食べに行ってきました。
行列に並んで食べたんですが、とても美味しかったです。
熊谷、深谷、行田、近くに美味しいラーメン屋さんがあったらぜひ教えてください。
さて、11月8日(いい歯の日)の今日は、前回に引き続き、歯周病に関するお話をしていきたいと思います。
最近ではテレビなどでも大きく取り上げられ、知っている方も増えていらっしゃったと感じますが、歯周病は全身に大きな影響を与える病気です。
その中でも今日は糖尿病と歯周病との関係のお話をしたいと思います。
糖尿病の第6の合併症とまで言われている歯周病。
実は、糖尿病があると歯周病が悪くなり、歯周病があると糖尿病が悪くなるのです。
それは、糖尿病があると、免疫機能を下げたり、血流障害を引き起こすため、歯周病細菌を繁殖させる環境を作ってしまうからです。
実際、糖尿病の方はそうで無い方に比べて、歯周病の罹患率が2.6倍も高いと言われています。
逆に、歯周病によって産生された炎症性の物質が全身のインスリン抵抗性を惹起してしまうと言われています。
これで糖尿病を悪化させてしまうのです。
そして、歯周病により歯が抜けたり、噛みにくくなってしまうと、咀嚼機能の低下が起こります。
そのせいで、早食いや丸呑みが起こり、食後の高血糖を誘発し、糖尿病は悪化の一途を辿ります。
ですから、どちらか一方だけを治療するのではなく、両方をきちんと治療する必要があるのです。
国民病とまで言われている糖尿病。
現在、日本では1,000万人の糖尿病患者さんがいると言われています。
また、日本人の8割が歯周病にかかっているので、合併している方も多いのではないでしょうか。
ぜひ、いつまでもご自身の食べたいものをご自身の歯で食べられるように、歯周病と糖尿病両方の治療をきちんと行いましょう。
実は、糖尿病で医科から言われる生活指導や食指導は、歯周病で私たち歯科がお話しするものと多くがリンクしています。
それは、禁煙指導や、甘いものの摂取の仕方などです。
ご自身の体に向き合い、一緒に治していきましょう。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋