こんにちは!
少しだけ夜が涼しくなってきましたね。
でも、まだまだ暑い日が続いている中、冷たいものを食べたり飲んだりする機会はまだたくさんあるかと思います。
冷たいものを食べたり飲んだりして、キンと鋭い痛みが走る知覚過敏。
本日は、前回に引き続き、知覚過敏についてお話させていただきます。
知覚過敏の原因や、治療法は前回お話ししましたが、本日は知覚過敏にそもそもならないようにするための予防方法をご紹介します。
今まで知覚過敏を経験したことのある方は特に実践してみてください。
まず、知覚過敏で気をつけるのは歯磨きです。
歯ブラシの当て方や、力加減がとても重要になります。
知覚過敏の原因でお話しした、エナメル質の摩耗と、歯茎が下がること、
この両方に歯磨きは関わっています。
特にゴシゴシと過度に力をかけて行う歯磨きを続けていると歯肉が下がり、歯が削れていきます。
もう一度、ご自身の歯磨きの圧や方向、動かし方を見直してみてください。
歯ブラシにかける力は150〜200グラムとされています。
これは爪に歯ブラシを押し当てて爪の色が少し白に変わる程度。
意外と小さな力です。
あと、ブラシの先が広がらないくらいの力でもあるので、ご自身の歯磨きを鏡で見て、ブラシの毛が広がらないか確認してみましょう。
ブラシの硬さは『ふつう』をオススメします。
知覚過敏のある方は『かたい』は避けた方がいいでしょう。
歯ブラシの動かし方として、1本ずつ丁寧に磨くようにしましょう。
横にゴシゴシ動かすと力がかかり、歯の摩耗の原因となります。
歯茎が下がる原因は、多くありますが、歯周病により、歯の周りの歯肉や骨がダメージを受けた場合も起こります。
歯周病があり、歯茎の腫れたり引いたりを繰り返している場合は、少しずつ歯茎が下がってしまうので、歯周病の治療が必要となります。
また、歯が削れることに関係が深いとされているのが、ブラキシズムです。
ブラキシズムとは歯ぎしりや食いしばりなどのことです。
寝ている間にギリギリしたり、起きていても噛み締めていたりする方は、改善や対策が必要です。
知覚過敏になる方で、ご自身の歯の健康への意識が高く、一生懸命磨きすぎてしまっていることも多々あります。
ぜひ、正しい磨き方を歯科医院で確認しましょう。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋