こんにちは!
昨日はすごい雷と雨でした。
写真は別の日なんですが、晴れているのに北の空の雲の中で雷でピカピカ光っていました。怖いですね。
昨日はゲリラ豪雨でしたね。
停電した時はびっくりしました!
私はちょうど電車に乗っていたのですが、電車は変わりなく動いていて、本当に助かりました。
電車の正確性は本当に素晴らしいですよね。
当院も、患者さまをお待たせせずお約束の時間に診療できるよう心がけています。
さて、今日は『知覚過敏』についてです。
この時期、アイスや冷えたビールやジュースを飲むことも多いと思います。
そんな時、キンとしみることはないですか?
知覚過敏とはその名の通り、知覚(歯の場合は痛み)が正常より過敏になった、つまり正常では痛みを感じない刺激に対して痛みを感じてしまう状態です。
虫歯などの病気がないのにしみてしまう場合を知覚過敏と言います。
なぜ、今までしみなかった虫歯もない歯が、しみるようになるのでしょうか。
それは象牙質の露出です。
象牙質とは、歯の3層構造(外側からエナメル質、象牙質、神経)のうちの2層目にある組織です。
象牙質には無数の神経へ通じる道があります。
なので象牙質が露出すると、刺激が神経に伝わるのです。
本来はエナメル質が覆っているはずなのに、なぜ象牙質が露出するのでしょうか。
1つはエナメル質が摩耗してしまうからです。
間違った過度な歯磨きや歯軋りなどで少しずつエナメル質が削られてしまうのです。
また酸によってエナメル質が溶かされることも原因の一つです。
2つ目は、歯茎が下がることです。
歯は頭の部分と根の部分がありますが、実はエナメル質は頭の部分にしかないのです。
なので歯茎が下がってしまうとエナメル質がない根が露出してしまうのでしみる症状が出てしまうのです。
知覚過敏を治す方法は2つです。
1つは露出した象牙質をカバーしてあげること。
神経へ通じる道を封鎖すればしみなくなるということです。
もう1つは、しみると感じる神経自体を取ってしまうことです。
この治療はデメリットもあるので、1つ目の方法が効かず、知覚過敏で生活に支障が出る場合の時だけ行います。
カバーする方法も色々あり、段階によって必要な処置をします。
比較的軽い症状であれば、知覚過敏用の歯磨き粉を使用するだけで、よくなることもありますが、歯科医院で塗り薬や、詰め物をしてあげることで神経への道をカバーすることが多いです。
冷たいものでキンとしみるのは、意外とストレスが大きいですよね。
自分では、知覚過敏だと思っていても、実は虫歯などの病気が原因でしみることもあります。
しみて困る症状が出たら、歯科医院で相談することをおすすめします。
次回は、知覚過敏にならないための予防法をお話ししたいと思います。
お楽しみに!
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋