こんにちは!
なかなか梅雨が明けませんね。
来週の予定と聞いています。
暑いぞ!熊谷も涼しくていいんですが、雨のせいで野菜の日照時間が足りていない地域が多いようです。
暑いのも困りますが、そろそろお日様が恋しいですね。
さて、今日は皆さんからよくお話しされる口臭についてです。
前回に引き続き『PRESIDENT』というビジネス雑誌にも口臭の特集が組まれました。
そのお話を少し抜粋してご紹介します。
元々、口臭には『生理的』なものと、『病的』なものがあります。
口臭が自分で気になることありませんか?
でも、『自分から発した匂いは当人だけわからない』 という話も聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
実は、自分で気づくものは大体が『生理的な口臭』です。
そして自分で気付けないものの多くは『病的な口臭』と言われています。
朝、起きた時に自分で口が臭いと思うことありませんか?
これは生理的な口臭が多く、他にも空腹時や、緊張時、飲食後などもそうです。
『PRESIDENT』にはこう書かれています。
口臭というのは、口からはじまり、口で終わる。
その人の体の状態や生活の営みの結果であるとも言えるのです。
近年発売された「口臭白書2019」では、国民の90%の人が口臭を気にしているという結果が出ています。
この口臭(ガス)は一体どこから出ているのでしょう?
実は「唾液」から直接発生しているのです。
口臭の発生は、川のにおいとよく似ています。
透明で美しい川は臭いません。
濁った汚い川は臭います。
しかし、汚い川でも流れが速い時は臭わないのです。
同じように、唾液の質と新鮮な唾液の絶え間ない流れが、口臭を起こさないための重要な鍵となるのです。
唾液には様々な機能があります。
唾液によって、食事や消化だけでなく、会話や感染防御などが円滑に行われています。
唾液の質の低下は、口や喉や鼻などからの血液や膿と、飲食や喫煙などに伴う舌の上の汚れが原因です。
しかし、先ほども記したようにしっかりと新鮮な唾液の流れがあるうちはそれほど臭うことはないのです。
では、唾液の流れはどのようにして維持できるのでしょうか?
唾液の流れは、舌を前後に波打つように動かしながら、唾液を出しては飲み込むと行った機能で維持されています。
睡眠中は、舌の動きが緩慢になり、唾液の流れが停滞してしまいます。
緊張やストレスを抱えたときも無意識に奥歯を噛み締めるため、舌が動かなくなります。
これはスマホなどで下を向いたままにしている時も、奥歯が接触し同じことが起こります。
心臓が常に動いて新鮮な血液を全身に送り出して体調を維持しているように、舌は新鮮な唾液の流れを維持する役目もあるのです。
舌の動きは自律神経が関係します。
ストレスや不安な度が続くと舌の動きが緩慢になり、唾液の流れが停滞し、ストレス性の口臭を引き起こします。
全身的な要因で口臭が発生することもあります。
つまり口臭は「心身の発するSOS」と言えるのです。
(本田俊一 歯科医師)
歯や舌のクリーニングも大事ですが、舌が正しい位置にあるか、歯が接していないか(低位舌、TCHのお話をご覧ください)、見直してみるのもいいでしょう。
また、自分で口臭で悩んでしまって人と疎遠になってしまったり、大きなストレスになることもあります。
思い悩む前に、ぜひ歯科医院でご相談ください。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋