こんにちは!
昨日は矯正の診療日でした。
子供から大人までたくさんの方に来ていただきましたが、皆さんの癖付いてしまった舌の位置が気になりました。
本日は歯並びにも影響する舌の位置についてお話ししたいと思います。
皆さん、いま舌は口の中で何に触れていますか?
・下の前歯の裏についている
・上の前歯の裏についている
・上顎についている
正常と言われる舌の位置は、上顎にそっとついている状態です。
上顎の前歯の後ろに切歯乳頭と呼ばれる出っ張りがあります。
その付近に無理な力が入らず接しているのが正しい位置です。
下の歯にくっついていた!と気づいた方。
前回のお話しにも出てきたんですが、食事中でもないのに奥歯が噛んだ状態になっていませんか?
また、舌の縁がビロビロと歯の型がついていませんか?
舌が下の歯にくっつく位置にある状態を『低位舌』といいます。
低位舌は舌の筋力不足であったり、口呼吸であったり、癖づいてしまって舌が正しい位置にない状態になります。
そのせいで、歯並びがガタガタになったり(叢生)、受け口や深い噛み合わせ、前歯が噛まない(開咬)などの歯並びを悪くしたりします。
また口呼吸のため、ドライマウス、虫歯や歯周病、口臭、ウイルスや細菌感染のリスクを高めたり、いびきをかきやすいなど様々なトラブルにつながります。
まずは鼻呼吸が問題なくできるか、できる場合は舌をしっかり上顎につける習慣を獲得しなければなりません。
もし、舌の位置の不良で歯並びが悪くなってしまった場合、その改善をしておかないと、後戻りなどの原因となります。
改善方法には、装置を入れたり、体操をすることで舌の位置を上顎につけるようにする方法があります。
気になる方はお気軽にご相談ください。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋