こんにちは!
自粛期間が明け、通常の仕事や学校生活のリズムに戻ってきましたね。
天気も雨が降って寒いと思ったら、いきなりカンカン照りで暑くなったり…
皆さん、体が疲れていませんか?
ストレスが溜まっていませんか?
疲れた時、ストレスがかかった時に起こりやすいとも言われている食いしばりや歯ぎしり。
皆さんは食いしばりや歯ぎしりしていませんか?
寝ている時に多い歯ぎしりや食いしばりは、どうやってしているかどうか見分けるのでしょうか?
まずは、一緒に寝ている人がいたら聞いてみることです。
他には、起きたとき顎や歯が疲れていないか、重たい感じはないか、朝ごはんを食べる時だけ違和感がある…などは夜間に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
また、自分の下顎を左右に動かしたとき(歯ぎしりしたとき)歯がピタッと合うところはありませんか?
自分の歯が平らになって上下の歯で1本線が引けるようなすり減りがある方は、歯ぎしりによって歯が削れている可能性があります。
ただ、歯がすり減ってしまうともう戻らないので、今現在歯ぎしりをしているのか、過去にして今はしていないのかわかりません。
なので、歯のすり減りと一緒に見て欲しいのが、口の中の粘膜です。
ほっぺたの内側にビロビロと1本線が入っている方いらっしゃしませんか?
それは力が入って粘膜が歯に押し付けられた痕です。
舌にも同じようにビロビロが横に入っている人も同じです。
これについてはまたお話の機会を持ちたいと思います。
ところで、歯ぎしりや食いしばりはそもそも何でしてはいけないのでしょうか?
まず、歯と歯が触れ合う、咬むという行為は24時間の中でもたった20分もしていないのです。
三食食べて大体17分くらいしか歯が接触する時間はないのです。
それが人間の正常な歯の接触時間。
言えば、それに対応できるように人間の体は作られているのです。
それなのに、必要以上に噛みしめられたり、ギリギリされると体にとってはいらない負担を強いていることになります。
その負担はいつか何らかの形で現れます。
それが、歯の痛みなのか、歯が割れたり詰め物が取れたり壊れたりするのか、靭帯や筋肉を傷めるのか、顎の関節なのか…
肩こりや頭痛の原因になったりもします。
いかがですか?
ご自身で当てはまるかもと思った方は、次回お話する内容をぜひ読んでいただき改善していただきたいと思います。
私も自分が研修医の頃、気づいて改善させました。
いつ始めても遅くはありません。
将来の歯のために、できることからしていきましょう。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋