こんにちは!
5月ももう終わりですね。
来週から6月。虫歯予防週間も始まりますよ(6月4日はムシ歯の日)。
さて、今日は電動歯ブラシについてです。
よく、『電動歯ブラシで磨いた方がいいですか?』と質問を受けます。
そこでお答えするのが、
手動の歯ブラシできちんと磨けていれば十分ですよ。
さらに効率を求める場合は、電動歯ブラシを使ってみてもいいですね。
ただ、手動歯ブラシで磨き残しがある人は、電動歯ブラシでも磨き残しが出てしまいます。
まずは、きちんと手動歯ブラシで磨けるようになってから、電動歯ブラシをお使いください。
と、お話ししています。
電動歯ブラシは、細かく振動し手動歯ブラシよりも綺麗に磨けるイメージがあると思います。
しかし、電動歯ブラシも当たった所の汚れしか取ってはくれません。
なので、きちんと当てることができなければ、せっかく高いお金を出して電動歯ブラシを買っても、磨き残しが出てとても残念です。
ですので、きちんと自分の歯の磨き残しが出やすい場所を知り、そこを意識して当てることが大切です。
では、電動ブラシのいいところはなんでしょうか?
まず細かい動きで1本1本歯を磨いてくれる所です。
当院で販売している電動歯ブラシですと、1分間に42,000回振動します。
ただ当てるだけで、電動ブラシが勝手に動いてくれるため、便利ですし、やはり磨き終わりの歯の表面がツルッとした感じは手動歯ブラシとの違いだと思います。
あと、全ての電動ブラシにあるわけではないですが、30秒ごとに振動してくれて、4分で一度止まります。
これは、しっかりと時間を取って、左右上下きちんと磨くための手助けをしてくれます。
手動で1、2分で終わらせてしまう方。それでは汚れは取れませんので、電動歯ブラシできちんと時間を計るのもいいかもしれませんね。
ただ、いざ使ってみようと思っても何を使えばいいかわからないとおっしゃる方が多いです。
たくさん種類があって迷いますよね。
ご質問いただいた時は、自分の気に入ったもの、使いやすいものでいいですよとお話しします。
こちらからおすすめしているものもありますので、今日はそれもご紹介します。
当院でおすすめしている電動歯ブラシはクラプロックスのHYDROSONIC(ハイドロソニック)です。
何がおすすめかというとその毛と形です。
電動歯ブラシって毛がすごく硬いイメージはないでしょうか?
歯肉に当たったりすると痛くて、特に歯周病の方だと弱った歯肉を傷つけてしまうこともあります。
ハイドロソニックは、毛にクーレン繊維を使用していて、驚くほど柔らかいです。
なので、硬い不快感がなく、かつ弾力性もあるので、42,000回転/分でも毛がへたることなく、当てた部分をしっかりと磨いてくれます。
ただ、電動ブラシを使いたいけど、使うときのなんとも言えない振動が苦手と言われる方がいらっしゃいます。
初めてだと電動歯ブラシだとくすぐったいような、むず痒い感じがして、それでもう使わないというもったいない話をよく聞きます。
ハイドロソニックは、スタートモードがあります。
7段階ある振動の中で一番優しいものです。
スタートモードで振動に慣れてきたら、自分の好みまで段階を上げていくことで、使い続けることができます。
他にも、おすすめのポイントは、ブラシが3種類ついてくることで、それぞれがとても良いので、全て使ってみてもらえる所です。
パワー、センシティブ、シングルと3種類あるのですが、他の電動ブラシではなかなかないセンシティブとシングルをぜひ試してみていただきたいです。
特に、歯周病の方や、矯正治療中の方におすすめです。
そして、特におすすめしているのは、ご高齢になってご自分ではなかなか手動の歯ブラシが細くて持ちにくかったり、細かく動かすことがご自分では困難な方です。
その方々にとっては、手動歯ブラシより電動歯ブラシの方が磨けることがあります。
興味がある方は、ぜひご相談ください。
使われる場合は、詳しいご説明や、使い方をご指導します。
もう自分で使っているものがあって、それの使い方があっているかどうかみて欲しい場合も、その電動歯ブラシ(もちろん手動歯ブラシでも)をお持ちください。
当て方、磨き方がいいかどうか一緒に確認していきましょう。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋