こんにちは。
熊谷もやっと暖かくなってきましたね。
でもまだまだ朝晩は寒いので風邪や胃腸炎にかからないよう気をつけましょうね。
さて、本日はお子さまの歯並びについて。特に前歯です。
前歯は見た目にとても大事な役割を果たしますが、他にも前歯で噛み切ったり、発音に関係したり、歯を横に動かしたときに後ろの歯を保護する役割もあります。
そんな大事な前歯ですが、大体生えてくるのは6〜7歳くらいです。
多くの子は6歳を過ぎた頃に後ろの歯の6才臼歯が生えてきて、その後下の前歯から子供の歯が抜けて大人の歯へ生え変わります。
この時、前歯がどの位置から生えて、どのような形、大きさであるかが、今後の歯並びが良くなるかどうかの1つの指標になります。
はじめに下の歯が生え、次に上の歯が生えてくるちょうど小学校1年生くらいの時に歯医者さんで診てもらうことが大切です。
少し受け口の形で下の歯が出っ張っていたり、上の歯が引っ込んで出てきてしまった場合、噛み合うと矯正治療以外で歯並びを治すことは困難になります。
噛み合う前に正しい位置に誘導してあげることで矯正治療をすることなく前歯の噛み合わせを治すこともできます。
ただし、これはすべての歯が正常な歯並びになるということではなく、あくまで前歯の1番目2番目の歯においてです。
そしてすでに噛み合っている場合は、装置を使って歯の向きを誘導する必要があるので、小児の歯科矯正となります。
6歳、7歳ごろのほんの少しの期間だけで行える前歯の歯並びの修正です。
ぜひ歯医者さんでチェックしてもらいましょう。
また子供の歯から大人の歯への交換期は、磨きにくく、汚れも残りやすいのでとても虫歯になりやすいです。
歯磨きが上手にできているか、虫歯になってないかのチェックもしてもらいましょう。
そして、生えたての大人の歯はフッ素をとても取り込みやすいので、大人の歯が生えてきてもフッ素の導入はとても大事です。
虫歯で歯が溶けるのに抵抗する力がつきます。
ぜひフッ素を取り入れてケアを行ってください。
何かわからないことがあればいつでもご相談ください。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋