こんにちは。
熊谷は雨で湿気が多く蒸し暑い日が続いていますね。
庭の紫陽花が咲いて梅雨だな〜と感じます。
熊谷に聖火リレーも来ましたね。見ることはできませんでしたが、オリンピック楽しみです。
しかし、東京でまた緊急事態宣言…無観客が決まったようですね。
新型コロナウイルス。イギリスの研究で、歯周病との関係も明らかになってきました。
デルタ株も流行の兆しがある中、もう一度、感染対策、そしてご自身の体の健康に目を向けてみる機会かもしれません。
以前、日曜日の朝のテレビ番組で『歯周病と全身疾患』の話が出て話題になりました。
今回はその内容をお伝えしたいと思います。
まず、歯周病は歯肉炎と歯周炎の総称です。初期が歯肉炎、進行すると歯周炎となります。
以前もお話しさせていただきましたが、歯周病は30歳以上の約80%がかかっていると言われいます。
そして、歯周病は口の中の病気ですが、心臓、肺、関節、さらには脳など全身の様々な場所に悪影響があることがわかっています。
重症化しないと症状もなく、自分では気づくことが難しい歯周病は『沈黙の病気』と言われています。
そんな自覚症状の乏しい歯周病の簡単なセルフチェックを下に記します。
[歯肉炎のセルフチェック]
1、口臭を指摘された。または自分で気になる。
2、朝起きたら口の中がネバネバする。
3、歯磨き後、ブラシの先に血がついたり、すすいだ時に水に血が混じる。
4、歯茎が赤く腫れている。
この4つのうち1つでも当てはまると歯肉炎の可能性が高いです。
[歯周炎のセルフチェック]
1、歯茎が下がり、歯が長くなった気がする。
2、歯茎を押すと血や膿がでる。
3、歯が浮いたような気がする。
4、歯並びが変わったような気がする。
5、歯が揺れている気がする。
これら5つのうち1つでも当てはまると歯周病の可能性が高いです。
いかがでしたか?当てはまるものはありましたか?
特に、上の歯肉炎のチェック項目、気になったけど困ってないから放置してしまったことはありませんか?
また、腫れたり血が出たけどしばらくすると収まったので歯医者には行かなかったことなどはありませんか?
特にタバコを吸っている方は、血流が悪いため腫れたり血が出ることもないのに、歯周病の進行は吸ってない方より早くなるため重症化しやすいです。
沈黙の病気と言われ、自覚症状がない歯周病を見つける一番の方法は、歯科医院で正しい検査を受けることです。
そして防ぐためにはセルフケアが最も重要です。
歯医者で検査、治療し、ご自身でしっかり防ぐことが健康を維持することになります。
次回、全身疾患と歯周病の関係についてお話ししたいと思っています。
おうち時間がまだまだ続きますが、この機会にしっかり歯磨きの時間をとって、ご自身のお口の中、そして全身の状態と向き合ってみてください。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋