こんにちは!
一昨日はハロウィンでしたね。
熊谷市銀座の駐車場で催し物もあったようです。
あと、また荒川の方で花火が打ち上がってましたね。
夜の8時から5分程だったようですが、気づいた時には終わっていました。
皆さんは見ることができたでしょうか?
さて、今日は前回に引き続き歯周病のお話しです。
歯周病は重症度で治療法が変わります。
皆さんの中にも、歯周病の治療が1回で終わった人もいれば、半年かかったという人もいらっしゃるかと思います。
歯周病は歯の周りの組織の病気なので、炎症が大きかったり、破壊された組織の量が多い場合は、治るのにもそれだけ時間が必要ですし、歯石の量や付着している部分によって歯石取りの必要な治療回数も変わってきます。
まず、軽度の場合、歯周ポケットも浅く、破壊されている組織も少ない状態であれば、歯石や歯垢をとるだけで終了します。
中程度の場合は、歯周ポケットが深くなりその中にまで歯石が付着してしまっている状態です。
全体的についている場合は、大体6回に分けて歯周ポケットの中の歯石を取ります。
そして再度歯周病の検査を(再評価)をして、治っていれば終了となります。
そこで、治っていない場合、重度の場合は、器具が届かない位置に歯石がついていることが多く、その場合は歯周外科手術を行います。
歯周外科手術とは、歯の周りに覆っている歯肉を一度剥がし、その上で歯石や、炎症性組織を除去する方法です。
そして必要な場合は再生療法を行います。
歯周病は元々あった骨などが炎症により破壊され無くなってしまっています。
炎症を除去して、ある程度回復することもありますが、元々の骨が同じくらい戻ってくることはありません。
なので、無くなってしまった骨などの歯周組織が少しでも新たに再生するために、組織が無くなってしまった部分に、組織を誘導するお薬を塗布する方法が再生療法です。
現在は、一部の薬が保険適用になったこともあり、再生療法を含む歯周外科処置も受ける患者さんが増えてきたように感じます。
しかし、歯周外科治療、再生療法は、全ての歯周病の状態でできるわけではありません。
また、行えてもセルフケアがきちんとできないと逆効果になります。
歯医者でしっかり検査、評価を行い、正しいセルフケアを身に付け、歯周病にしっかり向き合って治療をしましょう。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋