感染症と歯科の関係|熊谷市の歯医者|荒岡デンタルクリニック熊谷

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感染症と歯科の関係

こんにちは!

 

いったん落ち着いたかと思っていましたが、また新型コロナウイルスの感染者数が増えてきましたね。 

 

埼玉も多くの感染者を出し、もう一度気を引き締める必要です。

 

 

そんな中、『PRESIDENT』というビジネス誌に歯科の特集が組まれ話題になっています。

 

元々、口腔の健康は全身の健康と言われるように、お口の環境は全身に大きな影響を及ぼします。

 

 

この『PRESIDENT』で紹介された内容をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

 

本日は検診についてお話しします。

 

皆さんは歯科の定期検診を受けていますか?

 

それとも痛くなったり、腫れたり、何か困ってから歯科医院に行きますか?

 

定期検診に行った方がいいというのは皆さん分かってはいることと思います。

 

でも、それがなぜかはよくわからないのではないでしょうか。

 

 

このビジネス誌にはこう書いてあります。

 

ビジネスエリートやVIPたちは、歯のトラブルがあってもなくても3ヶ月に1回は歯科検診に行く。

 

そして違和感があればすぐに相談します。

 

あの痛みがひどくなってからとか、歯が抜け落ちそうになってから、急いで歯科医院に駆け込むことはありません。

 

彼らは病気にならないようにケアします。

 

 

彼らは忙しいのに、定期的に歯科医院へ行く時間が果たしてあるのか、疑問に思うかも知れません。

 

ですが、定期検診を3ヶ月に1回受けても、年にたったの4回です。

 

もしも虫歯が1ヶ所できたら、治療のために10回前後通うことになります。

 

どちらを選ぶかは明白でしょう。

 

(吉野 敏明 歯学博士 中略あり)

 

 

虫歯の大きさによるかも知れませんが、1本の治療に2ヶ月毎週の通院を余儀なくされることもあります。

 

しかもそれは、虫歯になってしまった歯をなんとか再び噛めるようにしているのです。

 

虫歯になる前の健康な歯に戻しているのではありません。

 

歯や費やす労力を考えただけでも、病気を治すではなく、病気を作らない、予防するために通う方がメリットが大きいのです。

 

 

また、感染症についても記載があります。

 

 

歯は健康のバロメーター。

 

歯磨きをするだけでも様々な病気を予防することができます。 

 

インフルエンザがいい例です。

 

歯のブラッシングをしている人ほど、インフルエンザ罹患率が低いことが分かっています。

 

また、定期的に歯科受診をしている人は、感染症にかかりにくいこともわかっています。

 

口の中は『バクテリアリザーバー』と呼ばれるほど、菌の繁殖所になっています。

 

仮に、丸一日歯を磨かないと仮定した場合、口内のバクテリア量は1万倍にも増えます。

 

歯周病の人とそうでない人では、細菌量が1億倍も違います。

 

そんな状態で新型コロナウイルス等を口から吸い込み、歯磨きをせずに寝てしまうとどうなるでしょう。

 

喉から体内へウイルスが入り、免疫力が落ちていれば肺炎になることもあります。

 

だから口腔ケアが大事なのです。

 

(筆者同上)

 

 

菌が最も繁殖するのは就寝中です。

 

寝る前と朝の歯磨きは必ず行いましょう。

 

また、そのとき歯と歯の間の掃除も行いましょう。

 

汚れの約40%は歯と歯の間です。

 

歯磨きだけでは半分ちょっとしか掃除できていないのです。

 

 

定期検診と、口腔ケアの大事さについて分かっていただけたでしょうか?

 

こんなときだからこそ、しっかり基礎を固め、自分の体の健康と向き合ってみましょう。

 

残念ながら、虫歯や歯周病にかかってしまっても、きちんと治療して、そこからいい状態をキープできるようにケアをしていきましょう。

 

みんなでコロナを乗り切りましょう!

 

 

荒岡デンタルクリニック 熊谷

荒岡 千尋

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