こんにちは。
年の瀬が近づいてきて、皆さんお忙しいでしょうか。
私は今年、大掃除を前々からやろうと1ヶ月前から少しずつやっていたのですが、1ヶ月経つとまあまあ汚れてきてやっぱり年末もやらないと新年が迎えられない!と思っています。
熊谷は暑いイメージが強いですが、冬も寒いですね。窓掃除がつらい!
皆さん、体調崩さないよう気をつけてくださいね。
さて、お正月になると日本人はおせちとお雑煮を食べるのが習慣ですね。
お雑煮のお餅を年の数だけ食べる!なんて子供の頃は言っていました。
毎年この時期になると消費者庁から『年末年始に増加する高齢者の事故に注意しましょう』と注意喚起が盛んになります。
お餅以外の食物でも窒息事故は後を絶ちませんが、窒息による事故件数が最も高いのが1月1〜3日ですので、やはりお餅は特に注意する必要があると言えるでしょう。
そもそも窒息とは、飲食物が食道ではなく声門を越えて気管に入る『誤嚥』を起こし、この誤嚥によって気道が塞がれ、呼吸ができない状態のことをいいます。
窒息しやすい食物として
・餅
・こんにゃく入りミニカップゼリー
・飴
が、報告されています。
また、窒息を起こす誤嚥は、基礎疾患や摂食嚥下機能の低下、認知機能、食事環境の変化なども要因として挙げられます。
以前、お話しさせていただいた口腔機能の低下に関しては、歯科医院で簡単に検査することもできます。
低下していた場合は、これ以上低下させないまたは改善していくための方法をご指導しています。
また摂食嚥下機能が落ち、何が食べられて何を気をつけたらいいか知りたい場合もどうぞご相談にいらっしゃってください。
リスクのあるものは食べないというのが、やはり安全ではありますが、せっかくのお正月、大好きなお餅を家族と楽しみたいと思う方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな時の工夫として、
・うるち米ではなく、粘着性、接着性の少ないもち性小麦でできた餅を食べる。
・お餅はあらかじめ小さく切る。
・飲み物などで喉を潤してから食べる
・飲み物で流し込まない
・口一杯に入れて食べない
・ゆっくりよく噛んでから食べる
・周りの人が注意し見守る
が、挙げられます。ぜひ試してみてください。
楽しいお正月を迎えることを祈っております。
皆さま、今年一年大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
荒岡デンタルクリニック 熊谷
荒岡 千尋